製品ライフサイクルとは
製品が市場に姿を表してから、消えるまでの期間のこと。
製品ライフサイクルは、「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4段階で表現されている。設計・開発段階も「開発期」として含め5段階とする場合もある。下図が代表的なパターンとなる。
導入期
販売開始当初は、知名度も低く売上高の伸びは見込めない。製品の説明などの製品広告が必要となり広告宣伝費などを要するため、利益がマイナスとなる場合が多い。
成長期
知名度が高まり、市場が急成長し売上高が大幅に伸びる期間となる。他社の参入などの競争により費用は発生するが、売上高の増加により利益は改善される。
成熟期
売上高の伸びが鈍化し、横ばいとなる。広告宣伝費は前期ほど大きくない。大量生産による規模の経済性、累積生産数の増加による経験曲線効果により製造コストが低く推移するため利益を獲得しやすい期間といえる。
衰退期
売上高が減少していく期間となる。
撤退する企業が増えるが生き残ることで残存者利益を得ることができる。